ぼくが塾を始めたのは、1968年の9月です。つまり、今月でちょうど40年ということになります。
そのころ中学生だった人たちは、現在の中学生のお父さんお母さんたちよりも年上になっています。
始めた当時は、自分の勉強を続けるための“腰掛け仕事”であったにもかかわらず、たくさんの
生徒が来てくれました。たたみの部屋にすわり机、しかも週3回しか開かない塾だったのに、みんな
いっしょうけんめい勉強していました。ぼくも、毎回ガリ版刷り(見たことありますか?)のオリジナル
プリントをせっせと作っていました。みんなで映画を見に行ったり、サイクリングに行ったり、北浦和
公園で実験をしたりしました。1970年には、親たちに頼まれて、小・中学生5人を連れ、日帰りで
大阪万博に行ってきました。
その当時の塾生たちとは、いまでも年賀状のやり取りをしたり、訪ねてきてくれたりしますが、もう
すでに「先生ー生徒」ではなく、友人になっています。若気の至りで勝手なことをしていたぼくを信頼
して、子どもたちを預けてくれていたお母さんたちも、すでに70,80歳代になり、ときどき顔を見せ
ると、とても喜んでくれます。
そして、おばさんといっしょに塾をやるようになってから約25年、時代とともに子どもたちを取り巻
く環境も親子の意識も大きく変わってきました。その時々の生徒たちに全力を注ぎたいという気持
ちと、生来の付き合いべたであることから、多くの塾生OBとは、こちらから積極的に連絡を取るこ
ともなく何年も過ぎてしまいました。
そういう人たちにも塾の現状を知ってもらいたいことと、まだ、体力も気力も充分に残っている今、
塾を続けていくためにも、すずき学院のホームページとこの掲示板を作りました。
(2008年9月教室通信より)
在塾生、塾OB,親御さんなど、すずき学院の関係者すべての人が豊かに交流するための掲示板です。
ハンドルネームを使用して結構です。
当分の間オープンにしますが、様子を見てクローズドにするかもしれません。その場合は、パスワードを
お知らせしますので、管理者(鈴木)あてメールをください。